5月分研修レポート


 こんにちは。皆様いかがお過ごしでしょうか?ゴールデンウィークも終わり、なんとなく憂鬱な気分を抱えられている方も多いのではないかと思います。
 そんな中でも私の研修レポートをお読みいただき、本当にありがとうございます。

 今回は以下の内容について書いていきます。
  • 語学学校
  • オーストラリアで濃厚接触者になった際の対応
  • バッテリー
  • ホイール

 では第一に、語学学校について書いていこうと思います。私たちが通っているのはSchool ELSISというオーストラリアでは有名な語学学校で、多数の学生が在籍しています。そういった環境で英語を学んでいると、多くのことに気づかされます。
 ここでは語学学校の特徴および英語を学ぶ上で重要だと気付いたことを挙げていきます。
  • 基礎的な文法がメインではあるが、ニュアンスを重視した表現を多く学べる
  • 単語に関しては大学院のレベルを超越する場合がある
  • 流暢に話せる人であっても、長文読解等は苦手な場合が多い
  • 長文読解が得意でも全く話せない人もいる
  • 話せるようになるためには基礎固めが最も重要
 これらの点から、日常で使う英語を話す能力と複雑な英文を理解する能力は根本的に異なるとわかります。もっとも話す内容が専門的になれば、その違いは小さくなると思います。
一方、リスニングの能力は文章を読むことによって向上することはありませんので、より実践的な経験を増やすことがネイティブに近づく鍵だとわかります。

 
 続いて、ヴィクトリア州で濃厚接触者になった際の対応を書いていきます。しかし、詳細な定義や制度は州によって異なるうえ、随時更新されるため(※)、あくまで参考程度に捉えていただければ幸いです。

 まず、濃厚接触者の定義についてです。ヴィクトリア州では、“家庭に関する濃厚接触者” および “社会的、職場に関する濃厚接触者”という2つの区分を設けつつ、以下に該当する人物を濃厚接触者として定義しています。
  • 感染者と同居しており、4時間以上過ごした人物
  • 感染者と15分以上顔を合わせて話した人物
  • 感染者と屋内(職場やレストランなど)で2時間以上過ごした人物
 私の場合はハウスメイトが感染してしまったため、第一の定義に該当しました。

 続いては、濃厚接触者のとるべき対応についてです。ヴィクトリア州では濃厚接触者に該当する場合でも、以下の要件を満たせば自己隔離の必要がないとしています。
  • 7日間のうち5回の迅速抗原検査を実施し、陰性が継続的に証明できる(ただし、検査の間隔は24時間以上空けなくてはならない)
  • 屋内でのマスクの着用を厳守する
  • 病院や介護施設を訪問しない
  • 雇用主または教育施設に連絡する
 以上がヴィクトリア州で濃厚接触者になった際の対応です。
 しかし、検査結果が陽性であった場合は直ちに保健所に連絡し、7日間自己隔離する必要があります。
 
 個人的に、日本と比較してかなり進歩的であるこれらの制度にはオーストラリア人の気性が関係していると思います。
 一方で、以下の条件から考えると非常に合理的であると結論付けることができます。
  •  検査キットがスーパーなどに売られており検査キットの入手が容易である
  • 値段が日本に比べ安価である(日本:約2000円/1セット(オーストラリア:約700円/1セット)
  • 検査キットの正確性に十分な信頼が置ける(93%程度)
 しかし、語学学校でも複数人の感染者がでていますし、予防という観点から見た際にはまた違った結論が得られることは間違いありません。

 ※Checklist for COVID contacts:https://www.coronavirus.vic.gov.au/checklist-contacts
 
 
 以降では整備の内容について書いていきます。

 まずはバッテリーについてです。

 皆さんはバッテリーの最も重要な役割がなにかご存じでしょうか?
 一見すると考えるまでもない質問のように思われるかもしれません。一方で車(ハイブリッド車等を除く)のバッテリーが果たす最も重要な役割とはなにか、具体的にこたえられる方は少ないのではないでしょうか?
 
 前置きが長くなってしまいましたが、ここで私なりの答えを披露させていただきます。
 それは、”エンジンの始動に必要な電力を供給する“ です。

 こう考える理由はシンプルで、”車は発電機を搭載しているから“ です。
 すなわち、エンジンがかかっている間は発電機を回すことで、十分な電力を車両に供給することができるということです。一方で、バッテリーが弱っているときに一度エンジンを止めてしまうと、再始動できなくなってしまう可能性があるということです。
 
 今回は上記のように重要な役割を担うバッテリーが弱っている際の症状(緑青)について書いていきます。

 緑青(ろくしょう/ろうしょう)とはバッテリーのターミナル部(配線との接続部)に発生する青緑色の化合物を指します。この化合物は主に配線(銅)とバッテリー液(硫酸)とが触れることで発生します。

 バッテリー液が流出する原因はさまざまですが、多くは以下の原因で発生します。
  • 劣化
  • 過充電
  • バッテリー液の過剰
  • 気温等が過酷な環境での使用
 緑青が発生することで生じる主な不具合は、“配線との接触不良” です。この症状が発生すると、エンジンを始動させるための部品へ十分な電流が供給できなくなり、始動困難を引き起こす可能性が生じます。
 
 この症状が発生した時の応急処置は非常に単純です。
  1. バッテリーから配線を取り外す
  2. お湯を沸かす
  3. そのお湯を緑青の発生している部分にかける
  4. お湯をふき取る
  5. 緑青の発生していた部分をやすりで削る
  6. バッテリークリーナーを接触部に吹きかける
  7. バッテリーの能力に関する診断を行う※
  8. 配線を取り付ける
 ※バッテリーの診断に特化したテスターを使用することで、主に以下の内容を点検できます。
  • コールドクランキングアンペア:バッテリーにエンジンを始動させる能力がどれだけあるかを測る性能基準値(バッテリーの規格により基準が変化する)
  • バッテリー電圧:作動部品に電流を流すために必要な圧力を提供できているかを点検する基準値(充電をしなかった場合:12.7V程度が最良)
  • 充電量:バッテリーの充電率を表す(100%が最良)
  • 健全性:バッテリーの劣化状態を表す:新品状態の満充電容量と測定時の満充電容量との割合(100%が最良)
 上記の手順の結果によっては交換の必要が生じます。したがって、緑青を見つけた場合は、かかりつけのお店に相談されることをお勧めします。


 続いて、ホイールバランスについてです。

 ホイールバランスとは読んで字のごとく、ホイールに関するバランスのことです。しかし、一概にバランスといっても複雑なものですので、まずは軽く説明させていただきます。
 
 ホイールバランスとは、タイヤを含めて質量を計測した際に表される質量差のことで、“スタティックバランス” と “ダイナミックバランス” の2つに区分することができます。以下ではそれぞれについてご紹介します。
 
 それではまず “スタティックバランス” についてです。スタティックバランスとはタイヤの円周上の一部に発生する “上下” の質量の差で、車体に上下方向の振動をもたらす原因となるものです。このバランスを単体で調整することはあまりなく、後述するダイナミックバランスの調整によって解消されることがほとんどです。

 続いて “ダイナミックバランス” についてです。ダイナミックバランスとはタイヤの円周上の一部に発生する “左右” の質量の差で、車体やステアリングホイールに左右方向の振動をもたらす原因となるものです。100%確実に調整できるとは断言できませんが、このバランスの調整によって、スタティックバランスも同時に調整することが可能です。

 これらの調整にはホイールバランサーという専用の機械を用います。

 手順は以下の通りです。
  1. ホイールキャップを取り外す
  2. ホイールバランサーにホイール及びタイヤを取り付ける
  3. ホイールバランサーを作動させ、タイヤのバランスを測る
  4. ホイールバランサーに表示された箇所を清掃する
  5. 清掃した箇所に、ホイールバランサーによって指定された重さのバランサウェイト(※)をとりつける
  6. 手順 3.から 5.を繰り返し、アンバランスをなくす
  7. ホイールバランサーからホイール及びタイヤを取り外す
  8. ホイールキャップを取り付ける
 上記のようにしてホイールバランスを調整します。
 ホイールバランスに狂いがあると、様々な振動に起因する不調の原因となりますので、振動が増えてきたな と感じられた際には、点検を依頼されることをお勧めします。また、ホイールバランスに起因する振動は高速走行時に顕著にあらわれますので、そういった症状が特定の条件で出た場合には、ホイールバランスの狂いを疑ってみるべきかもしれません。特に、タイヤの交換時にはホイールバランスの調整が必須ですので、スタッドレスタイヤに履き替えられる際は是非点検をご依頼ください。
 

 ここまでお読みいただきありがとうございました。
 次回の更新は6月10日を予定しておりますので、その際もまたご覧いただけると幸いです。
 それでは皆様よい1か月をお過ごしください。

Yudai

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